2004/07/01 <投薬105日目> 人参だけではなく、他の野菜の食べも悪くなってきている。 元気はある。 食事メモ =野菜170g、ペレット42g 2004/07/06 <投薬110日目> この1週間ほど食べ具合が良くなったり悪くなったり。今日はいよいよ食べる量 が減ってしまったので、野菜は全て細かくスライスしたものに戻した。 うずくまって、憂鬱そうにしている。野菜を出すと首をうなだれてがっかりするので、ペレットを多めに食べさせることにする。 徐々に元気になる。 右目が飛び出ているように見えると前から思っていたが、あらためて、右目が大きく感じる。瞬膜も出たままでつらそうだ。 食事メモ=野菜135g、ペレット56g 2004/07/08 <投薬112日目> 病院へ検診に。 目が明らかに右上に突出している。レントゲン撮影。膿瘍と思わしき、もやもやしたものが写 っているとのこと。うさぎの頭蓋骨模型を見ながら、目の下のあたりに膿瘍がたまっている可能性が高いとの説明。腫瘍の可能性もあるが、これまでの経過から見て眼窩膿瘍であろうとのこと。 排膿するにあたって、眼球摘出か、抜歯した部分の歯茎を切開するか 二つの方法を提示される。 歯茎から眼窩膿瘍を探るのは骨が邪魔をして数ミリしかすき間がなく、難しい。膿瘍に辿り着いたとしても、すべてを排膿できない可能性もあるし、膿にたどり着けない場合もあるので、手術自体が無駄 になる可能性があるため、再度手術となった場合、とても負担をかけてしまう。 眼球摘出については、まだ機能しているのでなるべく温存したい。まずは無駄 になるかもしれないが歯茎からの切開で探ってみたい。眼球摘出は最後の手段にしたいとのこと。ただ、摘出しても必ずしも再発しないとは言えないとのこと。 とりあえず12日に処置の予約を入れる。 外科治療の甲斐なく、膿瘍が眼窩に再発してしまったことで、外科治療で膿を根絶させるのは難しいことなのだと身を持って認識する。 内科で治る可能性があるならと膿瘍撲滅運動委員会に初めて相談のメールをお送りしたところ、すぐに返事をいただく。 プロカインペニシリンGかマイシリンゾルという抗生物質のの注射を勧められる。さらにさわだ先生にマイシリンゾルの用量 を確認してくださるとのこと。 夜になって涙が出始める。 食事メモ=野菜100g、ペレット48g 2004/07/10 <投薬114日目> 主治医より、取り寄せをお願いしていたマイシリンゾルが届いたとの連絡。 口を痛がっているが、臼歯削りと注射のどちらを優先したら良いか尋ねたところ、臼歯削りが先とのことで、12日の予約はそのままにする。 野菜をほとんど食べなかった。 食事メモ=野菜少し、ペレット64g 2004/07/11 <投薬115日目(クラビット投薬休止、マイシリンゾル注射1回目)> 涙がおさまっている。 膿瘍撲滅運動委員会より、今日マイシリンゾルの注射を受けた方が良いと連絡をいただく。痛がっているのは臼歯が伸びているからではなく、炎症で歯茎が腫れているからではないか、とのこと。 体重1キロにつき、マイシリンゾル=0.1cc、 バイトリル=0.1ccを混ぜたものを注射。 以後48時間置きに注射、その間のクラビット投薬は休むようにと、指示をいただく。 病院へ。 歯茎から膿が出ており、歯茎が腫れて下の歯がぶつかっているとのこと。 主治医はこの薬を打つことに難色を示したが、他のうさぎさんでかなり高い効果 が出ているからと、お願いする。納得できない薬を打ってもらうことはとても心苦しいが、太郎の健康には代えられない。 野菜を少し食べるようになった。 食事メモ=野菜95g、ペレット44g 2004/07/12 <投薬116日目(クラビット投薬休止)> 注射を受けて24時間以上たった。特に際立った変化は見られないが、明らかに野菜を食べる量 が増えた。 2週間前から約1週間、人参をブロックで与えた時のストレスと、齧った時の衝撃がそれまでおとなしくしていた膿瘍に働きかけたのではないかと思うと、悔やまれる。 何となく調子が良さそうに見える。 食事メモ=野菜200g、ペレット56g 2004/07/13 <投薬117日目(クラビット投薬休止、マイシリンゾル注射2回目)> 2回目の注射。 薬の影響で体調を崩すこともなく良好。瞬膜がだいぶ引いてきた。 とにかく下痢に注意して、ビオフェルミンを投与するようにとのこと。 食事メモ=野菜160g、ペレット44g 2004/07/19 <投薬123日目(クラビット投薬休止、マイシリンゾル注射5回目)> 5回目の注射。 目の位置が少しだが戻ってきているとのこと! 膿がもしかしたらなくなっているかもしれないし、骨の隆起も考えられるそうだ。歯茎の腫れも引いているとのこと。 今後はクラビット投薬で様子を見て、薬を減らすまたは切るタイミングを見て行くとのこと。再発した場合は時間が空けばマイシリンゾルを打つのもいいと思うし、他の薬を考えるのもいいだろうとのこと。 ただ、右下顎臼歯が上の歯茎に当たっているそうで、口の中を傷つけている様子はないが、近々鎮静をかけて臼歯削りした方が良いとのことで、1週間後に処置することに。 食事メモ=野菜260g、ペレット44g 2004/07/21 <投薬125日目(10日ぶりクラビット投薬再開)> 食事メモ=野菜245g、ペレット44g 2004/07/26 <投薬130日目> かなり食欲が戻ってきた。目の飛び出しもさらにおさまっている気がする。 食事メモ=野菜300g、ペレット44g 2004/07/27 <投薬131日目> 臼歯削りのため病院へ。 もし膿が出ていても洗浄などしないようお願いする。先生も薬で経過が良いので何もしない方がよいでしょう、と言ってくださる。 夕方迎えに行く。 歯茎の腫れもなく、膿も出ておらず、穴も空いていないとのこと。 これだけ注射も効いて経過が良いし、見た目にも悪いところはないので クラビット・塩化リゾチームを切りましょう、という話になった。 急に切るのが恐ければ、回数を減らして徐々に切って行く方法もあるが、いっぺんにやめてしまった方が良い、抗生剤をいつまでも使うのは良くない。再発した場合は、例えばマイシリンゾルなど他の薬を使ってみるなど、様子を見て考えましょう、とのこと。 膿瘍に直接関係ないが、このところおしりがガビガビしていた。 診ていただいたところ、しつこくなめたために毛が固まってしまったとのこと。しかも毛をむしって禿げているところがある。特に右足の部分はひどかった。ノミ取りクシのようなもので、先生にきれいにほぐしてもらう。皮膚病の症状がないのでストレス性のものとのこと。 薬を切るのはとても不安なので、膿瘍撲滅運動委員会に相談したところ、徐々に減らした方が良いとのこと。 通常の量にして、1日に1回を10日から2週間、 その後1日おきに10日から2週間ほど投薬を続けた方が安心とのこと。 マイシリンゾルは緊急の時だけにするようにとのこと。 2004/07/29 <投薬133日目(91日ぶり通常の量に戻す)> |