はじめに
膿瘍の疑いがあることをかかりつけの先生に告げられた時、「膿瘍の新しい治療法を探って」というページのことを思い出しました。
先生もすぐに、こちらのページで紹介している薬を処方してくださいました。
こちらのページでは薬だけではなく、極力外科処置を避け、膿瘍を刺激しない治療法を紹介していらっしゃいます。
しかし、かかりつけの病院では薬は使っても、内科のみの治療に関して納得しているわけではなかったので、積極的に外科治療も行いました。
治療を受けながらも釈然としないものはありましたが、何度か相談するうちに、先生におまかせするのが一番よいのだと思うようになりました。
その治療は痛々しく見ていてもつらいものでしたが、経過は良く、一時はこのまま治ってしまうのかな?と思うほどに回復しました。
しかし眼窩膿瘍という形で再発しました。
「眼球摘出」という言葉を聞いた時は絶望的な気持ちになりました。
と同時に、外科治療に疑問を持つようになりました。
ここで初めて「膿瘍の新しい治療法を探って」の管理人さんにご相談したところ、まだ紹介されていなかった薬のことや、他にも色々なことを教えていただきました。
話を伺って強く感じたことは、獣医師によって膿瘍に対する考えがあまりにも違うということです。
私自身、かかりつけの先生には幾度も「膿は外に出さない限り、消えてなくなることはない。」とお聞きしていたので、管理人さんに「薬により破壊された膿はやがて消失する。」とお聞きしても、なかなか信じることができませんでした。しかし、そうでなければこの治療法は成立しないとも思いました。
わたしはこの新しい治療法について根本的なことをまったく理解していなかったと気付きました。ですから、気にはしていたものの先生に強く「この治療法でお願いします!」と言うこともできませんでした。
このページのことを早くから知っていたにもかかわらず、不勉強ゆえに外科治療をしてしまったことを今でも悔いています。
従来の治療法としての外科治療においては、最善の治療を受けることができたと思っています。また、太郎が辛い思いをしないよう、きめ細かいケアをしていただきました。内科のみの治療に切り替えた時も無理を聞いてくださり、先生には本当に感謝しています。
しかし、この治療法が1日も早く、広く正しく理解されることを強く願わずにはいられません。
お忙しい中、まったく何の得にもならないのに、見も知らぬ私に数々のアドバイスを下さいました、「膿瘍の新しい治療法を探って」管理人のjennynonさん、薬学の専門家でありサイト作成者のうーちゃんママさん、この治療法を見つけられた「さわだ動物病院」のさわだ先生。
この三人の素晴らしい方々には、本当にいくら感謝しても足りませんが、心より、心より感謝します。
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